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【社長だより】不動産所有者の「売るか貸すか」について考える

不動産を所有する方にとって、次の世代との兼ね合いは大きな課題になります。多くの場合、子供たちは不動産ではなく現金を相続することを希望する傾向が強い印象です。これは、現金の方が分配しやすく、生活費や投資など、自由に使えるからだからでしょうか。また、経済的な背景も重要な要素となります。年金や退職金だけでは生活が苦しいという場合、不動産を売却して現金化することが一つの解決策となるかもしれません。

一方で、長年住み慣れた場所を離れるのは簡単ではありません。特に高齢の方にとっては、住み慣れた地域には友人や思い出が詰まっており、新しい環境に適応するのは難しい場合があります。このような背景から、子供の近くに移住するために一度は不動産を売却しようと考えたものの、若い世代と折り合いが悪くなり、売却を見送るケースも見受けられます。

私自身も、所有する不動産を売るか貸すかという親類の問題に直面しています。経済的な利点を考えると、売却することでまとまった現金を得ることができ安心感があります。しかし、住み慣れた場所を手放すことへの抵抗感も大きいです。また、認知症などの健康問題が出てくると、契約そのものが難しくなることも考慮しなければなりません。

不動産を売るか貸すかの判断は、一人ひとりの状況や希望によって異なります。次の世代との兼ね合いや経済的な背景、住み慣れた場所への愛着など、さまざまな要素を総合的に考慮することが重要です。どちらの選択をするにせよ、納得のいく決断ができるよう、しっかりと準備を進めることが大切です。


画像は、少しずつ増やしている、お店にある「緑のコーナー」です。

店頭の草屋根で増えた植物を、破損した陶器に植え替えたところ、外よりも快適な環境のためか、葉が広がって芽を伸ばしています。

2024-05-15

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