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2025年12月1日
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【世界の旅から生まれた建物を地域へ。】 不動産業者が見た“風景をつくるという建築”

0.はじめに
近年、私たちの「建物」に対する価値観は、静かに、しかし確実に変わり始めています。
かつて住宅とは「一生に一度の買い物」であり、家族の生活を守るための要塞のような存在でした。そこには、「同じ場所に住み続けること」を前提とした、生き方そのものの固定化がありました。
しかし現代は違います。
リモートワークの普及、働き方の多拠点化、家族構成やライフスタイルの多様化。
こうした変化の中で、住宅に求められるものは「固定性」から「可変性」へと大きく揺れ動い ています。
多くの人が、家に心地よさと余白を求め始めました。
その源泉にあるのは、旅先で得られるあの感覚です。
早朝の散歩に漂う静けさ。
本を開くと自然と集中できる空気。
窓の外の景色が、時間の流れを穏やかに示してくれる瞬間。
一年に数回の旅行だからこそ得られるはずだった「心が整う時間」を、日々の暮らしの中でも味わいたい。
そんな願いを、多くの方がうっすらと、しかし確かに抱き始めています。
同時に、建設費の高騰や土地条件の複雑化、セカンドハウスや事業用不動産へのニーズの多様化など、建築・不動産を取り巻く環境も一層難しくなっています。
ただ住むための箱ではなく、
人生の質そのものを高める空間が求められる時代。
その潮流の中で生まれた建築ブランドのひとつが「yado」です。
建築家・谷尻誠氏を中心としたチームが、世界中の旅から得たエッセンスを再編集し、「泊まるように暮らす」という価値観を建築として形にした考え方です。
日常と非日常の境界を曖昧にし、「旅でしか得られなかった時間の質」を、日常の暮らしの中に持ち帰ることを目指しています。
ここで、多くの方が一つの疑問を持たれると思います。
なぜ、この yado と、地域の不動産会社であるユーハイムが関わっているのか。
私たちは建築会社ではありません。
建物を施工する立場でもなく、yadoの代理店でもありません。
ユーハイムは、創業以来三十年、地域の土地に精通し、個人のお客さま、法人・事業所の皆さまの不動産に関する課題を整理してきた「土地の実務担当」です。
大手住宅メーカー様、建設業者様、地域工務店様をはじめ、多くのパートナーと共に、さまざまな案件を積み上げてきました。
その私たちが、yadoという建築思想に触れ、茨城木材相互市場様を通じて一部のご相談に関わらせていただいている背景には、ひとつの共通した思いがあります。
お客さま、個人、法人、事業所の皆さまに、一つでも多く「選択肢」を持っていただきたい。
この一点です。
ユーハイムとして、特定の建築ブランドを押しつけるつもりはありません。
これまで通り、多様なパートナーと連携しながら、その方の暮らし方や事業の方向性に合った選択肢を一緒に考えることが、私たちの基本姿勢です。
その中で、
「旅のように整う暮らし方」
「景色を主役にする建物」
という yado の考え方は、茨城という土地と相性が良く、選択肢のひとつとして知っておいていただく価値があると感じています。
建築家チームが建物を成立させるためには、土地の読み解きと地域の交通整理が不可欠です。
どの土地で、どこまでの建物が、どの条件で成立するのか。
この「入口の実務」は、不動産業者である私たちの役割です。
本記事ではまず、yadoが大切にする旅の哲学と、それを建築として昇華するデザイン思想を整理します。
そのうえで、ユーハイムが建築ブランドの代理店でも施工会社でもない立場でありながら、なぜ茨城木材相互市場様の枠組みの中で一部の不動産相談に関わっているのか。
茨城という土地で、個人・法人・事業所の皆さまの「選択肢」をどう増やしていけるのか。
誤解なく、正確にお伝えしたいと考えています。
これは、単なる家づくりの話ではありません。
景色を主役にする建物から始まる、茨城での「心が整う暮らし」と「選べる未来」を考える物語です。
1.世界中の旅から学んだ“泊まるように過ごす”という価値観
(ユーハイムが選択肢の一つとして紹介する理由)
私たちは、旅先での滞在を思い返すとき、豪華な設備や観光地そのものよりも、そこで流れていた時間の質を鮮明に覚えています。
旅がもたらす本質は、移動距離ではありません。
日常を一歩離れることで生まれる「感覚の変化」そのものです。
旅が教えてくれる“心が整う時間”
旅先では、誰に強制されるでもなく、自然と行動が変わります。
・普段より早く目覚め、静かな空気の中でコーヒーを飲む
・予定を詰め込まず、気の向くまま歩いてみる
・何気ない窓辺の景色が、心の主役になる瞬間がある
これらの体験は、すべて “余白” から生まれています。
仕事や家事のタスクに追われない時間、視界からノイズが消える感覚、光や風の変化がそのまま心のリズムを整えてくれる環境。
旅先では、こうした「自分を整える時間」が自然と生まれます。
お客さま、個人、法人、事業所の皆さまにとっても、
この“整う時間”が暮らしや働き方の中にあるかどうかは、実は事業や生活の質に直結します。
ユーハイムが yado の思想に注目している背景には、
「建物が人生と事業の質を変える可能性」
があると考えているからです。
なぜ旅先では整うのか
これは気分の問題だけではありません。
旅先にある多くの建築は、
心地よさを生むための必然的なデザイン
によって構成されています。
代表的な要素は次の三つです。
- 視界の整理(ノイズの排除)
生活感を抑えた空間では、脳の負荷が自然と軽くなります。
電源コードや生活用品のような“余計な視覚情報”が姿を消すことで、人は驚くほど落ち着けるようになります。
- 自然光と風を受け取る建物
旅先の建物は、
光の入り方、風の抜け方、影の落ち方まで緻密に設計されています。
朝・昼・夕方で表情が変わる自然光は、空間の価値を大きく左右します。
- 景色を主役にする設計
旅先の建物では、窓が単なる開口部ではなく、
“景色を切り取る装置” として機能しています。
窓の先にある自然が、室内の中心的存在になるのです。
この三つが合わさることで、旅先では「何もしなくても整う時間」が生まれます。
yado は旅の本質を“日常に翻訳”した建築
建築家・谷尻誠氏率いるチームは、世界中の旅を通じて得たこの“整う要素”を丁寧に分解し、
日常生活の中でも再現できるよう建築として再構築したのが「yado」というブランドです。
ここで重要なのは、
yado は「見た目のデザイン住宅」ではないということです。
彼らがデザインしているのは、
暮らし方そのものを再編集する建築 です。
・朝の光の入り方
・読書のための静けさ
・風が抜ける方向
・景色の“切り取り方”
・余白を残す収納計画
・夜の照明の落とし方
こうした細部までを徹底して考え抜き、
“旅のように整う暮らし”
を持続的に実現する空間をつくりあげています。
なぜユーハイムは「yado」を選択肢の一つとして紹介するのか
それはただ一つ、
お客さまの「選択肢」を増やしたいからです。
ユーハイムは創業以来、
個人のお客さま
法人・事業所の皆さま
幅広い皆さまの不動産課題に向き合ってきました。
そして強く感じてきたのは、
「建物の選択肢が増えることで、人生・事業の質が変わる」
という事実です。
yado の建築思想が万人向けとは言いません。
しかし、
・旅のような暮らし方を求める方
・景色と共にある建物を望む方
・事業所でも“整う空間”をつくりたい方
にとっては、大きな選択肢になり得ます。
ユーハイムは建築会社ではなく、
yadoを“売る”立場でもありません。
私たちは中立的な立場から、
この土地で、どのような暮らし・どのような働き方が実現できるのか
を一緒に考える役割を担っています。
その中で、
「旅が日常へ持ち帰られる建築」
という思想は、
茨城という土地と非常に相性が良いと感じている。
だからこそ、
選択肢のひとつとして紹介する価値がある
と判断しているのです。
2.日本の街並みを美しくする建築デザイン
(暮らし・事業・地域の価値を高める「選択肢」としての yado)
建築が生み出す価値は、建物の内部だけに閉じません。
その建物が“街にどう佇むか”によって、
周辺の景観、地域の印象、そして人の気持ちまでも左右します。
これは、
個人の住宅であっても、店舗・事務所であっても同じです。
建物は、単体の箱ではなく、
地域全体の「風景の質」をつくるひとつの要素
と言えます。
yado が掲げる理念は、まさにこの視点に根ざしています。
私たちユーハイムが、この建築思想をお客さま・事業者・法人の皆さまへ「選択肢の一つ」として紹介しているのは、
建築が街並みを変え、
街並みがまた暮らし・事業を変えていく力を持っているからです。
2-1. 建物が一棟できるだけで、街の空気は変わる
これまでの日本の住宅・店舗設計では、
「建物単体としての完成度」 が重視されてきました。
外観・間取り・価格…多くの判断は“一棟の内部”に意識が集中してきました。
しかし本来、建物は周囲と切り離されて存在するものではありません。
・道を歩く人がどんな印象を受けるか
・隣地との関係がどのように見えるか
・季節によって景色がどう変わるか
・朝夕の光がどんな陰影をつくるか
こうした要素は、
その地域に暮らすすべての人へ影響を与えます。
建物は、建つ場所と切り離せない。
そして街の印象を静かに形づくる存在である。
yado のデザイン思想は、この前提から始まっています。
2-2. yado の建築思想:街と調和し、景観を育てる
yado の建築は、派手さよりも “調和と成熟” を重視します。
その理由はシンプルです。
時間と共に美しくなる建物は、街並みの資産になるからです。
ポイントは次の三つです。
- 景色を主役にする設計
建物そのものを主張させず、
窓の外の景色や自然光が空間の中心に来るようにつくられています。
これにより、周囲の環境を“借景”として活かし、街の景観に寄与します。
- 素材の選び方
経年劣化ではなく 経年美化 を前提に素材を選びます。
白一色でまとめるのではなく、
土、木、石、グレー、ベージュといった「時間が育てる色」を採用します。
AI的な均質な街並みではなく、
年月の流れが美しさを深めていく建物を目指します。
- 世界の建築文化を「茨城の風景に翻訳」する
北欧の静けさ
沖縄ヴィラの開放性
ミッドセンチュリー建築の普遍性
こうした世界の建築思想を取り込みつつ、
茨城の光、風、地形、素材に合わせてアレンジしていきます。
これは単なる模倣ではなく、
地域に適応した再編集 です。
2-3. 住宅だけではなく、法人・事業・店舗にも広がる価値
ここが重要です。
“街並みを美しくする建築”という思想は、
個人の住宅だけの話ではありません。
法人・事業所・店舗にも、大きな可能性があります。
・景観と調和した店舗は、集客力が長期安定する
・事務所が「整う空間」であることは、従業員の集中力や満足度に直結する
・訪れるお客様が感じる印象は、ブランド価値そのものになる
・「地域に開かれた建物」は企業の信用力を高める
建物とは、企業価値・ブランド価値と深く関わる資産です。
ユーハイムは長年、店舗・工場・事務所の相談も受けてきましたが、
建物の質が事業に与える影響は決して小さくありません。
yado の思想は、住まいだけでなく
「働く」「迎える」「魅せる」空間にも応用できる設計思想
として非常に有効です。
だからこそ、
個人・法人・事業所の皆さまへ“選択肢を増やす”意味で紹介する価値がある
と考えています。
2-4. 建築は一棟では終わらず、地域を変える「連鎖」を生む
美しい建物が一棟建つと、周辺に静かな影響が生まれます。
・隣接する物件の価値が見直される
・所有者や事業者が景観への意識を持ち始める
・人の流れや行動が変わる
・地域のブランディングが強化される
これは誇張ではありません。
“良い建築は街を変える” のは世界の共通認識です。
茨城には、海・山・田園・雑木林・平野と
全国でも稀なほど多様な景観があります。
その土地に合う建築が丁寧に積み重なっていけば、
茨城の街並みそのものが価値になる未来が十分に描けます。
ユーハイムは、その未来を強制したいわけではありません。
ただ、
「こうした建築の選択肢があることで、暮らしや事業の可能性が広がる」
この事実を誠実にお伝えしたいだけです。
2章まとめ
建物は、住む人・働く人だけでなく、
地域全体の風景や価値に影響を与える存在です。
yado の建築思想は、
・個人の暮らし
・法人・事業所の環境
・地域の景観
そのすべてを丁寧につなぎ直す力を持っています。
ユーハイムは、
“建築を売る立場”でも“施工会社”でもありませんが、
「より良い選択肢をお客さまに届ける」
という創業時からの姿勢を大切にしながら、
この建築思想を紹介しています。
3.谷尻誠という建築家
—世界観を翻訳し、土地に新しい価値を与えるクリエイター—
「yado」という建築ブランドの中心にいる建築家、谷尻誠氏。
彼は単に“美しい家を設計する建築家”ではありません。
彼が手がけてきたものは、
住宅、商業施設、複合施設、プロダクト、地域プロジェクト。
その領域は広く、建築だけで完結しない視点を持つ稀有な存在です。
しかし、この章で強調したいのは、
彼の知名度や作品の話ではありません。
大切なのは、
「なぜ彼の思想が“暮らし・事業・地域”の選択肢になり得るのか」
という視点です。
ユーハイムが谷尻氏と直接つながっているわけではありません。
ただ、彼の建築思想が“土地の価値をどう引き出すか”という点で、
茨城という地域と相性が良いことは確かです。
3-1. 建築家であり、起業家である
—「建物」と「地域」「事業」を同時に見る人—
谷尻氏の特徴は、建築家であると同時に 起業家 でもある点です。
建物のデザインだけでなく、
・その建物が地域でどう受け入れられるのか
・運営主体がどう収益を生むのか
・人の流れや街の風景をどう変えるのか
こうした「建築の外側にある要素」に深く踏み込んで考えます。
これは、住宅・店舗・事務所・宿泊施設など、
建物を“資産”として考える全ての方にとって重要な視点です。
個人には「暮らしをどう整えるか」
法人には「ブランド価値と事業性をどう高めるか」
事業所には「働く環境をどう整えるか」
建物の役割は人によって異なりますが、
谷尻氏の思想はどの立場でも応用可能です。
“建築=体験をつくる装置”
と捉える彼の考え方は、
選択肢の幅を大きく広げてくれます。
3-2. 現地へ赴き「土地の力」を読むという姿勢
—地域に根ざした建築が生まれる理由—
谷尻氏のチームは、設計の第一歩として必ず 土地に立ちます。
・風の抜け方
・季節ごとの光の入り方
・音の質
・周辺の視線
・地形のわずかな高低差
こうした“図面では見えない要素”を体で感じ取りながら、
その土地に最も合った建物を考えます。
これは、茨城の土地を数多く扱ってきた私たち不動産実務の視点とも深く響き合います。
土地は建てられるだけでは十分ではなく、
「どう建てれば魅力が引き出されるか」 が重要だからです。
茨城には、
・海を望む土地
・静かに風が抜ける高台
・雑木林に囲まれた敷地
・田園にひっそりと佇む土地
その地域にしかない魅力が確かにあります。
谷尻氏のチームが行う“土地の読み解き”は、
その価値を最大限引き出すための行為と言えます。
3-3. 世界の建築文化を「茨城の風景」に翻訳する力
—建物単体ではなく「周囲を美しくする建築」—
谷尻氏の建築は、
北欧の静けさ、南国ヴィラの開放性、ミッドセンチュリーの普遍性など、
世界中の建築から本質を抽出しています。
しかし、重要なのはそこではありません。
「茨城の光・風・素材・気候に合わせて翻訳する」
という発想にあります。
これは、
その土地だからこそ成立する建築を目指しているということです。
茨城素材(木材)を使う建物の場合も、
ただ構造材として使うのではなく、
地域の景観や文化を建築に溶け込ませるための要素として扱います。
その結果、建物単体の美しさだけではなく、
街並み全体の質を引き上げる建築 が生まれます。
これは、住宅にも、店舗にも、オフィスにも当てはまる考え方です。
どの立場の方にも「価値ある選択肢」として響く理由がここにあります。
3-4. ユーハイムが感じる「谷尻思想との親和性」
—創造性と実務がかみ合うポイント—
ユーハイムは建築会社ではありませんが、
日々の実務では、
・市街化調整区域の判断
・道路条件の確認
・景観・風致・条例の読み込み
・土地の“使い方”の相談
・周辺環境の将来予測
こうした“土地の現実”と向き合ってきました。
谷尻氏のような建築家が感じ取るのは“土地の力”。
ユーハイムが整理するのは“土地の条件”。
この二つがかみ合うと、
建物は初めて“その土地で最適な姿”になります。
だからこそ、
ユーハイムは建築の主体にはならずとも、
「土地と思想の橋渡し役」として関わる意味があります。
個人のお客様にも
法人や事業所の皆さまにも
“選択肢を増やす”という姿勢を持つ私たちにとって、
谷尻氏の思想は、提案できる価値の幅を広げてくれる存在です。
3章まとめ
谷尻誠氏は、
建物そのものよりも「人の時間の質」と「地域の景観」を重視する
稀有な建築家です。
その思想は、
・住宅
・別荘
・オフィス
・店舗
・宿泊施設
・地域プロジェクト
あらゆる用途に応用できる“普遍性”を持っています。
ユーハイムは建築を売る立場ではありませんが、
「お客さまに新しい選択肢を提示する」という長年の姿勢の中で、
yado の建築思想は、
茨城の土地と非常に相性が良いと感じています。
土地の現実を整理する実務者として、
建築家の思想に深く共感する地域企業として、
谷尻氏の建築観を一つの“可能性”としてお伝えし続けていきたい。
そのように考えています。
4.ユーハイムが関わる理由と、その立ち位置
— 建築の主体ではなく、「選択肢を広げる入口」として —
「yado」という建築ブランドに関心を持つ方から、よく聞かれる質問があります。
“なぜユーハイムが、この建築ブランドに関わっているのか?”
この問いには、誤解なく、正確にお答えする必要があります。
まず大前提として、
ユーハイムは建築会社ではありません。
yado本部と契約する代理店でもなく、設計や施工を担う立場にもありません。
私たちが関わっている理由はただ一つ。
茨城木材相互市場様が yado に加盟しており、その活動の中で、
土地に関する相談窓口の一部をお手伝いする役割をいただいているからです。
ここを正しく理解していただくことで、ユーハイムの立ち位置が明確になります。
4-1. 茨城木材相互市場が“加盟店”であり、ユーハイムは「土地の入口」を担当する
茨城木材相互市場様は、地域材の流通を担う中心的な機関であり、
yado の建築思想を地域で活かすための正式な加盟店です。
ユーハイムは、この枠組みの中で次のような“入口部分”を担当しています。
・茨城県内で土地相談が必要になる施主様の最初の窓口
・土地条件の整理
・市街化調整区域など地域独自の法規制の確認
・建築家チームへつなぐ前段階の交通整理
つまり私たちは、
建築プロジェクトの中心ではなく、最初の地ならしを手伝う裏方の役割です。
yadoを販売しているわけでも、建築家と直接やり取りしているわけでもなく、
“土地の専門家として、加盟店の活動を支えている”と表現するのが最も正確です。
4-2. 30年の実績が生む「中立性」
ユーハイムは創業以来 30 年、
大手住宅メーカー様、地域工務店様、建設業者様など、
幅広いパートナーとの案件を積み重ねてきました。
・造成計画
・建築条件付き売買
・市街化調整区域の許認可整理
・事業用地の紹介
・共同プロジェクト
こうした経験を通じ、私たちは常に
「お客様に一つでも多くの選択肢を残すこと」
を大切にしてきました。
だからこそ、
私たちは特定のブランドに偏ることなく、
建築会社とも住宅メーカー様とも工務店様とも、
公平・中立な立場で土地と向き合ってきました。
yado に関わらせていただく今回のケースも、
この中立姿勢が変わるものではありません。
むしろ、
多様な取引先と築いてきた信頼関係こそが、
施主様に幅広い選択肢を提示できる土台になっています。
4-3. 建築家チームとは“つながっていない”という誠実さ
ここも重要です。
ユーハイムは、
yado の建築家チームと直接やり取りしているわけではありません。
接点があるのは、
・茨城木材相互市場様
・yado本部スタッフ
この二者を介して得られる情報だけです。
つまり、
建築の設計にも、素材選定にも、ブランド戦略にも、
ユーハイムが関与することはありません。
それでも関わる理由は、一つだけ。
“茨城で建てたい方が迷わないように、入口だけは整えておきたい”
という思いです。
そして、建築家の思想に深く共感しているからこそ、
その思想が誤解なく茨城で実装されるよう、応援したいと考えています。
4-4. ユーハイムが担うのは「土地と建築の交通整理」
私たちが実際にお手伝いしているのは、派手な部分ではありません。
施主様が建築家の世界へ進む際に立ちはだかる“入口の壁”を取り除くこと。
具体的には、
・その土地で建築が可能か(建蔽率・容積率・道路条件)
・市街化調整区域で建てられるか
・風致・景観条例の制約
・地盤・造成に関する初期判断
・周辺環境と景観の相性
・事業用途の場合の行政手続き
これらをわかりやすく整理し、
施主様が無駄な検討をしないよう道筋を整える役目です。
いわば、
「土地と建築の接続点を見える化する係」
と言えます。
この交通整理が整うことで、
施主様は安心して次のステップへ進めます。
4-5. ユーハイムの関わり方=“応援者としての静かなスタンス”
最後に、ユーハイムの姿勢を明確にまとめます。
私たちは、
yadoを販売する会社ではなく、
建築家のパートナーでもなく、
建物をつくる主体でもありません。
しかし、
・地域のお客様に一つでも多くの選択肢を届けたい
・土地と建築を正しく接続したい
・茨城の風景がより豊かになる手助けをしたい
この三つの思いから、
控えめながらも確かな役割として、
“入口のお手伝い” を担っています。
茨城という土地に詳しい不動産会社として、
建築思想に共感する一企業として、
施主様が迷わず前に進めるよう静かに支える。
これが、ユーハイムの本当の立ち位置です。
5.ユーハイムが提供する具体的な支援
— 施主様の“選択肢”を増やすための一気通貫サポート —
ユーハイムが「yado」の相談窓口として果たしている役割は、
単なる案内ではありません。
施主様が「建てられる土地」「理想に合う土地」「後悔しない土地」を選べるよう、
入口の段階で選択肢を最大化することが私たちの本質的な使命です。
建築家チームと直接プロジェクトを動かす立場ではないからこそ、
土地の専門家として“中立性”を保ちながら、
施主様の自由度を狭めない支援を行っています。
ここでは、ユーハイムが提供している具体的な実務を、三つの視点から整理します。
5-1. 土地選定と事前調査
— 建築の思想と土地の条件を一致させるために —
「建てたい建物に合う土地」
これは簡単なように見えて、実は最も難しい判断です。
ユーハイムは、この最初の段階で
お客様の選択肢を減らさないための調査と助言を徹底しています。
・景色をどう切り取るか
・光や風をどう取り入れるか
・周辺環境が生活や宿泊の価値にどう影響するか
こうした“建築思想”の視点に加え、
不動産の実務として欠かせない次の調査を行います。
- 法規制の整理
(接道、建蔽率、容積率、市街化調整区域、用途制限)
● 行政協議が必要かどうかの判断
● 地盤形状や造成リスクの初期評価
● ライフライン(上下水道・電気)の状況確認
入口の段階でこれらが整理できているだけで、
施主様は “建てられない土地に時間を費やす” リスクを避けることができます。
また、この事前調査は、
後工程の建築家にとっても設計の精度を高める重要な情報となります。
5-2. 建築家チームとの円滑な接続
— “抽象的な理想”を“現実の土地条件”に翻訳する役割 —
ユーハイムは建築家と直接つながってはいませんが、
茨城木材相互市場様およびyado本部を通じて得られた情報を整理し、
施主様の検討がスムーズに進むように橋渡しを行います。
- 初回ヒアリングへの同席
施主様の抽象的な希望(世界観、過ごし方、価値観)を
“土地と法規の言語”に変換し、建築家に誤解なく伝わるよう調整します。 - 土地情報の正確な共有
建築家が設計に入る前に必要な
法規情報・地形データ・ライフライン状況
を整理し、無駄なやり取りを減らします。 - コミュニケーションのロスを防ぐ
建築家チーム →(情報)→ yado本部 →(地域対応)→ 木材相互市場 →(土地相談)→ ユーハイム
という流れの中で、地域特有の事情が漏れないよう丁寧に交通整理します。
施主様の“理想”と建築家の“思想”が自然に接続されるよう、
入口の部分を支えるのが私たちの役割です。
5-3. 地域資源との調整と行政手続きの助言
— 茨城で建てるための「現実的なハードル」を解消する —
yadoの建築は、地域材や景観との相性が重視されるプロジェクトです。
そのため、土地と建物の間に横たわる“現実的な要素”の整理が欠かせません。
ユーハイムはここでも施主様の選択肢を広げるため、
次のような裏方の支援を行います。
- 茨城木材相互市場様との調整
地域材の活用が必要な場合、
品質や流通のスケジュールなど、地域材ならではのポイントを整理します。 - 景観・環境への配慮
風致地区や景観条例が関係する土地では、
建築家チームが誤解しないよう “茨城特有のルール” をわかりやすくまとめます。 - 行政手続きの見通し作り
市街化調整区域の開発許可、農地転用など、
茨城で建てる際のハードルを事前に把握し、施主様に的確に助言します。
このように、
建築家が創造性に集中できる環境を整える
ことも、ユーハイムの役割の一つです。
5章のまとめ
ユーハイムの支援は、豪華なものではありません。
しかし、建築を実現するために欠かせない“入口の整備”に徹しています。
・施主様が迷わないように
・建築家が設計に集中できるように
・地域の資源が正しく生かされるように
そして何より、
お客様(個人・法人・事業所)の選択肢が一つでも多くなるように。
30年間、多様な建築パートナーと向き合い続けてきた経験を土台に、
私たちは土地と建築の「交通整理役」として、
yadoの建築思想が茨城に根付くための最初のプロセスを支えています。
6.施工・リノベーション・地域開発への展開
— 建築思想が広がると、お客様の選択肢は格段に増える —
「yado」の建築思想は、単に“新しい家を建てる”という枠にとどまりません。
光の取り込み方、風の抜け方、素材の選び方、土地との関わり方。
これらの思想はそのまま、
リノベーション、宿泊施設、地域開発へと展開できる普遍性を持っています。
そして、この「用途をまたぐ思想の強さ」が、施主様にとっての選択肢を大きく広げる原動力になります。
ユーハイムはその入口で、
“どの選択肢が最も価値を生むか”
“どの土地がどんな可能性を持つのか”
を丁寧に読み解き、将来に向けた判断材料を増やす役割を担っています。
6-1. 新築だけでなく、リノベーションとの高い親和性
— 古い建物が「旅の余白」をまとい、価値を取り戻す —
yadoの建築哲学には、
古い建物の価値を丁寧に救い上げる力があります。
- 古材や既存構造を「地域の歴史」として再評価する
● 光と影のバランスを生かした再設計が可能
● 外形を残しつつ内側を刷新する“旅の静けさ”の再現ができる
リノベーションでは、
「建替え」か「再生」か――
施主様が悩む場面が多くあります。
ユーハイムは中立的な立場から、
● 土地の規制
● コストの構造
● 建築上の可能性
● 地域性や将来用途
これらを客観的に整理し、
「再生か、新築か、どちらがその土地の価値を最大化するか」
という判断をサポートします。
“古い建物が持つ時間の重なり”を活かすことも、
施主様にとっては大切な選択肢の一つです。
6-2. 宿泊施設としての発展
— 旅の建築は地域の経済を動かす —
「泊まるように暮らす」というyado思想は、
宿泊施設に転用したとき、非常に強い力を発揮します。
- 地域材を使った宿泊棟は“ストーリーそのもの”になる
● 美しい建築は街並みの質を底上げする
● 滞在者が周辺地域を回遊し、地域経済が循環する
茨城には、海・山・田園・湖畔など、
“宿泊建築に向いた景観”が多く点在しています。
宿泊施設という選択肢が生まれることで、
施主様は「住む」以外の可能性を検討できるようになり、
土地の価値は新たな角度から評価されます。
ユーハイムは、
● 宿泊用途に適した土地の選定
● 観光法規の整理
● 既存建物の宿泊転用判断
● 近隣との調整ポイント
● 市街化調整区域での可能性判断
など、土地側の実務を整え、“選択肢を閉じない”サポートを行っています。
6-3. 地域開発への展開
— 一棟では終わらない。「風景をつくる建築」が広がる —
建築思想が強いブランドは、
単体で価値を生むだけでなく、
地域開発へ広がる“余白”を持っています。
- 空き家の点在地域が“歩いて楽しむ街”に変わる
● 古い集落が、景観価値を持つ滞在エリアになる
● 宿泊・住宅・ワークスペースが混在する新しい土地利用が生まれる
茨城木材相互市場様という地域資源の専門機関が関わることで、
建物だけでなく、
● 森林資源
● 地域材の活用
● 木造建築文化の継承
といった、より大きな地域価値へと展開が可能になります。
ユーハイムはその入口で、
「この土地が将来どう活かされるか」を見据えた交通整理を行い、
将来性のある土地活用を提案します。
6章まとめ
yadoの建築思想は、
新築 → リノベーション → 宿泊 → 地域開発
と螺旋状に広がっていく“伸びる構造”を持っています。
そしてその広がりは、
施主様にとって 選択肢が増える という意味を持ちます。
ユーハイムは、
土地・法規・地域資源の三つを読み解く立場から、
どの段階でも選択肢が閉じないよう、
施主様が最適な判断ができる環境を整えています。
30年の実務経験で培った中立性。
地域の多様な施工パートナーとのネットワーク。
そして、茨城木材相互市場様との協働。
これらが揃うことで、
建築思想は土地に根づき、地域の未来へとつながります。
7.最後に
茨城という土地で “泊まるように暮らす未来” をつくるために
— 30年の歴史の先で、選択肢を広げ続ける存在として —
ここまで読み進めていただき、心より感謝申し上げます。
「yado」という建築思想、そして私たちユーハイムが相談窓口としてお手伝いしている理由について、ひとつの流れとして捉えていただけたのではないかと思います。
旅の中で感じる
“静けさ、光、余白、心が整う時間”。
それを住まいに落とし込むという思想こそが、yadoの源流であり、
この哲学が最も豊かに実る舞台の一つが 茨城 です。
茨城という土地は、表情が驚くほど多彩です。
平野、雑木林、海、田園、山並み。
どれも違う魅力を持ちながら、不思議と“人の暮らしに馴染む景観”をつくり出します。
しかし、その魅力が建築という文脈で十分に生かされてきたとは言えません。
建築家が土地の“力”を読み、
ユーハイムが土地の“条件”を読み、
茨城木材相互市場様が地域資源をつなぐ。
この三つの視点が揃ったとき、
茨城の景観は新しい価値を帯び、
“旅のような暮らし”が日常に定着していくのだと思います。
ユーハイムは「建物を売る会社」ではなく、“入口を整える会社”です
誤解されがちですが、私たちはyadoの代理店でも、建築の販売会社でもありません。
建築家チームと直接プロジェクトを動かしている立場でもありません。
30年の歴史の中で、
大手住宅メーカー様、建設業者様、工務店様をはじめ、
多くのプロフェッショナルと信頼関係を築いてきたこと。
その経験があるからこそ、
特定のブランドに偏らない“中立の立場”で土地に向き合い、
お客さま(個人・法人・事業所)の
「選択肢を増やす」
という姿勢を大切にしています。
yadoのご相談に関わるのも、
茨城木材相互市場様が加盟店という枠組みの中で、
相談窓口の一部をお手伝いしているだけ です。
しかしその「控えめな役割」は、
建築思想を地域に正しく根づかせるうえで欠かせないプロセスです。
“選択肢が増える” ことが、建築を成功へ導く
私たちが窓口を務める意味は、次の三つに集約されます。
- 施主様に最適な判断材料を増やすこと
— 法規・地形・景観・コストを整理し、迷いをなくす。 - 地域と旅する人の価値を高める選択肢を提示すること
— 住宅、リノベ、宿泊、地域再生へ、用途の幅を閉じない。 - 建築家が創造性に集中できる環境を整えること
— 土地の前処理を担い、「設計に専念できる土台」をつくる。
ユーハイムが大切にしているのは、
施主様の人生、地域の未来、建築思想の価値――
そのすべてにとって“良い選択肢が残る状態”をつくることです。
茨城で、“心が整う暮らし”をともにつくるために
私たちユーハイムは、
茨城という土地の可能性を信じています。
建築の力で風景を変える。
素材を地域で循環させる。
旅先で得た静けさを、日常の中に取り戻す。
そのすべては、
一人ひとりの施主様が“最初の一歩”を踏み出すところから始まります。
どうぞ一度、ユーハイムへご相談ください。
「泊まるように暮らす未来」
その入口を、私たちが丁寧に整えます。
そして、その一歩がこの茨城の未来に、
小さくても確かな変化をもたらすと信じています。
📩 ご相談・お問い合わせ:info@yu-haim.jp
湯 田 圭 一(ゆだ・けいいち)
(有)ユーハイム 代表取締役。1972年、東京都西東京市生まれ。
宅地建物取引士として約25年にわたり不動産業に従事。
茨城県宅地建物取引業協会 水戸支部 幹事として、地域不動産業界の発展にも注力。
空き家対策、相続不動産、事業用地のマッチングなど、実務に即した現場提案に定評がある。