ユーハイムのブログ

​【ユーハイムの日々】不動産価格がつかない!?

昭和生まれの新入社員、(有)ユーハイムの清水です。日本の夏はどんどん長くなっていますね。昭和の夏は学校の夏休み期間(7月中旬~8月末)のイメージでしたが、今は6月~9月までと期間が倍になっているようです。熱中症には気を付けましょう!


相続や資産整理など不動産の売却の相談で来店するお客さまが増えています。先日は午前中だけで続けざまに3人も来店いただきました。しかし、全ての土地・建物に不動産価格を出せるかは難しい判断です。

売却価格がつかない理由としては
【人口減少と過疎化】 地方では人口減少が進んでおり、需要が著しく低下しています。これにより、売り手はいても買い手が見つからない状況が多くなっています。
【高齢化】 高齢化が進む中で、不動産を保有する高齢者が増え、相続による土地や家屋の放置が問題となっています。特に相続人が遠方に住んでいる場合、管理が難しくなるため、手放すケースが増加しています。
その他にも、経済の停滞、都市集中の進行などがあります。


そして、不動産の「1円売買」を聞く機会も増えてきました。
「1円売買」とは、文字通り物件の売却価格が1円となる取引です。これは以下のような理由で行われることがあります。
【固定資産税の負担回避】保有しているだけで固定資産税が発生するため、負担を避けるために安価で売却するケース。
【維持管理の負担回避】草刈りなど不動産の管理や維持費用を負担することが困難な場合、早期に手放したいと考えることがあります。


不動産会社によっては、こうした価値がつかない物件の取り扱いを拒否する場合もあります。しかし、地域に頼られる不動産会社としては、お客さまのために何ができるかを提示できるかが大事だといつも感じています。
そのために、 物件の詳細な調査を行い、現状を正確に把握して、その調査を基に、売却だけでなく、賃貸や土地活用などの選択肢を提示できるかを探ります。そして、リフォームや再開発、地域資源としての活用など、物件の可能性まで提示することがアンサーだと考えて取り組んでいます。

不動産価格がつかない問題は、人口動態や経済状況に深く関連しており、短期的な解決は難しいです。しかし、適切な調査と戦略的な対応によって、物件の有効活用や売却の可能性を高めることができます。不動産会社は、クライアントのニーズに応じた柔軟な対応が求められています。


写真はかすみがうら市の「田中鮮魚店」さんの刺身の盛り合わせです。私の誕生日にリクエストしていただきました。お刺身一品一品にお品書きがついています。もちろん味も絶品です!写真を見てるとまた食べたくなっちゃいます…。

2024-07-15

【ユーハイムの日々】移住支援③ ~移住先の選び方ガイド~

移住を考えるとき、どの地域に住むかを決めるのは非常に重要なポイントです。それぞれの地域には独自の特徴や魅力があり、選び方次第で生活の質が大きく変わります。この記事では、地域の特徴とライフスタイルに合った地域の選び方について詳しくご紹介します。


<地域の特徴と魅力・気候と自然環境>

各地域の気候や自然環境は、移住先を選ぶ際に大きな影響を与えます。温暖な地域であれば、年間を通じて快適に過ごせますし、雪が多い地域では冬のアクティビティが楽しめます。自分がどのような気候で過ごしたいかを考え、自然環境がどのように生活に影響するかを考慮しましょう。


<文化とコミュニティ>

地域ごとの文化やコミュニティも重要な要素です。例えば、歴史のある地域では伝統行事が多く、地域の人々との交流も深まります。また、アートや音楽が盛んな地域では文化的なイベントが豊富です。自分の興味や価値観に合った地域を選ぶことで、より充実した生活を送ることができます。


<交通の利便性>

移住先の交通の利便性も考慮すべきポイントです。公共交通機関が充実している地域では、車がなくても移動がしやすく、生活の自由度が高まります。また、主要都市へのアクセスが良い地域は、仕事やレジャーでの移動が便利です。自分のライフスタイルに合わせて、交通の利便性をチェックしましょう。


<ライフスタイルに合った地域選び・家族向けの地域>

子育て中の家族にとっては、教育環境や子供の遊び場が充実している地域が理想的です。学校の評価や地域の安全性、子供向けのイベントや施設が多い場所を選ぶと、家族全員が安心して暮らせます。また、近隣に公園や自然が多い地域は、家族でのアウトドア活動を楽しむのに最適です。


<シングル向けの地域>

一人暮らしの方には、利便性の高い都市部やエンターテインメントが豊富な地域がおすすめです。レストランやカフェ、ショッピングモールなどが近くにあると、生活がより便利で楽しくなります。また、仕事の機会が多い都市部は、キャリアの成長を目指す人にとって魅力的です。


<リタイア後向けの地域>

リタイア後は、静かで自然豊かな地域が人気です。温泉地やリゾート地など、リラックスできる環境が整った地域は、健康的で穏やかな生活を送りたい方にぴったりです。また、医療施設が充実している地域は、万が一の時にも安心して過ごせる大きなポイントとなります。


<まとめ>
移住先を選ぶ際には、地域の特徴や魅力をしっかりと把握し、自分のライフスタイルに合った地域を選ぶことが大切です。気候や自然環境、文化、交通の利便性などを考慮しながら、家族構成やライフステージに合わせて最適な地域がを見付けるためのご支援をいたします。移住は新しい生活のスタートです。自分にぴったりの場所を見つけて、充実した毎日を送ることができるよう、土地・建物の情報のみならず、生活情報もご提供できるようにいたします。

2024-07-10

​【ユーハイムの日々】売却までにかかる期間

今年の6月入社しました(有)ユーハイムの清水と申します。新入社員と言っても、昭和生まれの「おじさん」ですが、フレッシュな気持ちで頑張ります。よろしくお願いいたします!


自分が売りに出している物件がいつまでに売れるのかはとても気になりますよね。
売却までの期間について、一般的な情報や現実の売却状況についての指摘をいくつか述べます。

マンションや中古戸建ての売却において、3ヶ月や6ヶ月といった期間は一般的な目安として提示されることがあります。しかし、これはあくまで平均的な期間であり、実際の売却までの時間は物件の条件や市況、売主の希望などによって大きく異なります。不動産の価値は一点物ですが、相場とかけ離れていれば時間がかかる場合が多くなります。

売却を検討する際には、大手の査定サイトに登録している不動産会社以外に地域に詳しい不動産会社にも相談することが重要です。地元の市況や物件の特性に精通した不動産会社は、より適切な売却戦略を提案してくれる可能性が高いです。

物件を高値で査定してくれる不動産会社もいます。「我が家の不動産の価値はこんなにある!」と喜んで売却を頼んだものの、いつまでも売却できずに諦めてしまう売主様もいらっしゃいました。

売却までの期間は一般的な目安に過ぎず、売主様の「売却したい希望価格」「売却するまでの期間」、「物件の所在地」などによって大きく異なります。信頼できる不動産会社を見つけることがとても大事なことになります。


写真は5月に浜松に旅行に行った際に食べ「五味八珍 浜松駅ビル メイワン店」の浜松餃子セットです。浜松は2023年の家計調査で日本一に返り咲きました。キャベツの甘みで食べやすいとてもおいしい餃子でした!

2024-07-01

【ユーハイムの日々】移住支援② ~移住を考える理由~

ライフスタイルの変化

都会の喧騒を離れ、自然豊かな環境での生活を求める声が年々増えています。

首都圏はとても便利で、物や人、話題に溢れています。私たちも、親類や知り合いを訪ねたり、イベントや買い物で都内を散策したりすると、水戸市のような田舎に比べれば刺激を受けることも多いです。

しかし、新鮮な食べ物がすぐに手に入り、自然豊かな環境がそばに広がっている今の生活を手放してまで、今から都会に移り住むことは難しいと感じています。

日本に長期滞在する外国人も多く、日本の原風景や日常的な生活、伝統的な文化に興味を持ち、自然や昔からの慣習を重視しています。

実際に、都内在住のお客さまの中には、激務の毎日に疲れて、週末ごとに車やバイクで茨城を訪れる方もいます。将来的には仕事を確保しつつ、緑豊かな場所で、虫や鳥の声に囲まれて生活したいと仰っている方もいらっしゃいました。


経済的なメリット

移住による経済的なメリットとして、生活費の削減や住宅価格の違いが挙げられます。2022年の小売物価統計調査によると、以下のような価格差があります。

・米1袋:水戸市1,999円・東京都区部2,288円
・小麦粉(1kg):水戸市291円・東京都区部312円
・まぐろ(100g):水戸市231円・東京都区部541円
・鶏肉(100g):水戸市134円・東京都区部134円
・牛乳(1000ml):220円・東京都区部218円円
・キャベツ(1kg):水戸市146円・東京都区部:181円
・りんご(1kg):水戸市519円・東京都区部676円

牛乳のように水戸市の方が高いものもあるようですが、あくまで2022年の統計ですし、ここ最近の物価高騰でどのような変化があるかは調べてみる価値があるかもしれません。

さらに、住宅用地価格にも大きな違いがあります。水戸市内では坪当たり約10万円で、ある程度の利便性が確保できます。一方、都心部では地域により違いはありますが、坪100万円以下で取得できることはほとんどなく、10倍以上の価格差があります。

地方では広い土地や庭付きのマイホームを比較的手頃な価格で購入することができ、都市部では得られない豊かな環境で、家庭菜園やガーデニングを楽しむことができます。さらに、人口密度が低く、ゆったりとした生活が送れます。自然に囲まれた環境の中での生活は、静かな環境でリラックス効果が期待できるでしょう。水戸駅から東京駅まで特急で最短1時間15分と都心へのアクセスも良好でありながら、自然と調和した生活が送れる場所として魅力的です。これらの特長を考慮して、皆さまに合った移住先を探してみてはいかがでしょうか。

2024-06-20

【ユーハイムの日々】移住支援① ~イントロダクション~

最近、移住支援の相談を受けることが増えてきております。相談件数は年々増加傾向にあり、その背景は様々です。

私は東京都下で生まれ、幼少期を千葉県富津市や北海道帯広市で過ごし、その後、茨城県笠間市に2年間住みました。そして、中学校入学と共に現在の水戸市内原町に引っ越してきました。高校卒業後は、都内、福島県いわき市、静岡県浜松市、愛知県名古屋市、大阪府東大阪市、石川県金沢市、再び愛知県に戻り豊橋市と、進学や転勤のため各地に居住しました。

転校や転勤を繰り返す中で、体調の維持や人間関係の構築に苦労していたかもしれませんが、その当時はあまり深く悩むことはありませんでした。しかし、家族が増え、マイホームを構え、通勤時間が車で5〜10分程度の生活ができている今、非常に安定したリズムで過ごせていることに感謝しています。都会のど真ん中で満員電車に揺られる日々は、今となっては想像もできず、心身ともに充実した毎日を送っています。

そのような中で、親類や友人に囲まれた生活ではない、縁深くない地域への移住を検討する方々から、具体的な相談を受けることが多くなっています。私たちは自身の経験を基に、生活に必要な情報を提供することを心掛けており、土地・建物の契約以外のことについてもお話ししています。その結果、支援が皆さんの役に立っているという声を頂くこともあります。

このシリーズでは、移住支援について何回かに分けてお伝えしていきたいと思います。

2024-06-10

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