【ユーハイムの日々】住宅ローンについて
日本経済新聞の土曜版
2023.12.9のNIKKEIプラス1
住宅ローンについての記事がありました。
『最長50年の住宅ローン』
『総返済額増えるリスク』
首都圏のマンション価格が過去10年間で右肩上がりに上昇しており、東京23区内では1億円以上の「億ション」も珍しくない状況が続いています。
このような背景から、住宅ローン返済の負担が増大し、最長50年の住宅ローンが増加しているそうです。初めて2009年に導入された「フラット50」は、ネット銀行や地方銀行でも取り扱いが広がり、JAバンクやろうきんなども40年の住宅ローンを提供しています。
この動きは、収入の少ない若年層でも住宅購入を促進するために、通常35年の返済期間を延長したものですが、完済時の年齢が80歳未満などの条件があり、29歳以下の人にしか50年ローンの利用が許されていない実情があります。
さまざまなローンタイプが存在し、変動金利型や固定金利型だけでなく、変動と固定を組み合わせたミックスローンも利用可能です。最近では夫婦で収入を合算して返済する「ペアローン」や「連帯債務」なども増えており、借入先によって異なる条件があるため、比較検討が必要です。
一方で、長期ローンのメリットは毎月の返済額が少なくなる点が挙げられますが、返済期間が長くなるほど金利を支払う期間も増加し、総返済額が大幅に変動することも考慮すべきです。具体的な比較として、借入金額5000万円、ローン金利1.5%(全期間固定)、元利均等返済でボーナス返済なしの場合、返済期間が長くなるほど毎月の返済額は減少しますが、総返済額も増加することが見て取れます。
返済期間 毎月の返済額 総返済額
25年 19.9万円 5,999万円
35年 15.3万円 6,429万円
40年 13.8万円 6,652万円
50年 11.8万円 7,110万円
更に、50年間の返済が可能であっても、リタイヤ後の生活や収入の変動を考慮する必要があります。したがって、長期ローンを検討する際には「何とかなる」という楽観的な考え方ではなく、ファイナンシャルプランナーなどと具体的に相談し、慎重に検討することが重要です。
画像は、スタッフ手づくりのクリスマスリースです。
店頭に飾ってありますので、
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大きさはやや小さめです。