【いえづくり】建築一口メモ~うだつが上がらない~
皆様 こんにちは。
ユーハイムから建築の委託を受けている久米です。
今回は建築豆知識と題しましてチョットお話させて頂きます。
日常生活の中で「うだつが上がらない」と言う言葉聞いた事があるかと思います。
「うだつが上がらない」 ことわざ辞典等で調べると いつまで経っても出世しない
幸せになれない、生活が向上しない、と言う意味でだそうです。
私は今年で46歳になりますがあまり使わない言葉ですが、私の父とかの年代ですと
仕事で纏らないような方に対して「うだつが上がんねーな」などと聞いた記憶があります。
実はこの「うだつ」とは建物のある部分を指しているのです。
さて、どこでしょう?
旧家などの屋根の上にまた屋根があるのを見たことないですか。
これが「うだつ」と呼ばれる部分になります。漢字で「卯建」
屋根の一番上にある材木を「棟木」と言います。
建物建てる際「上棟」と言いますよね。
棟木を上げるの意味です。
棟木を上から押えるのが「うだつ」=棟木を押えて 頭が上がらない 出世しない
が由来みたいです。
地方により城下町の建物と建物の間に設ける防火壁を(うだつ)と呼ぶ地方もあり
その防火壁がより高く出来る家=繁栄の証しとの説もあります。
現在の住宅はあまり見られない屋根形状ですね。
まだまだ説明したいのですが、切が無くなってしまいますので今回はこの辺で失礼します。
2017-12-01