【いえづくり】設計ポイント~玄関~
ユーハイムから設計業務の委託を受けている石井です。
今回は「玄関」について、私が設計する上での考えをお伝えしようと思います。
パブリックスペース(共用・見せる場所)
プライベートスペース(私的・見せない場所)で分けると
玄関はパブリックスペース。
家族でも他人でも、家に入る際はまず玄関を通ります。
インターホンを鳴らす人の9割以上が玄関先で帰り
リビングまで招く人はほんの一握り。
となると、9割の訪問者が抱く家の印象は自然と「玄関」になります。
玄関がきちんと片付いてスッキリしていると
住んでいる側も気持ち良いですし、訪問者の印象も良くなりますよね。
玄関スペースを広くすれば、靴を脱ぐだけの場所ではなく
ベビーカーや自転車を置く、濡れた傘を広げて干す、届いた荷物の一時的な保管
など、使い方は様々。
収納スペースが確保された、ゆったりとした空間が理想です。
それからもう1点
玄関ドアを開けっ放しにできること。
子供を抱え、荷物を持ち、車と玄関を往復。
いちいちドアの開け閉めなんてしていられません。
玄関ドアが開いているとリビングまで丸見え…というお宅をしばしば見かけます。
玄関ドアの向きを90度ずらして配置すれば
ドアが道路に面していたとしても正面を壁にすれば
ちょっとした工夫で丸見え回避ができるのに…と残念に思ってしまいます。
たかが玄関、されど玄関。
新居を計画する際、LDKを重視しがちですが
家の印象を左右する「玄関」 見直してみませんか?
2017-12-11